インデックスの意味も知らずに

デイジーとギターをバティックに。

バンコクに、息子の胎教の為にと始めたクラッシックギターを持って行った。

習うことが出来ると思っていなかったのだが、ひょんな偶然で音楽スクールを見つけ、通うことになった。

シンプルでクールな印象の若い女性の先生だった。中華系タイ人で彫りは浅く、黒い服ばかり着ていた。

私は、タイ語も英語も満足に話せず、先生のきれいな英語も聞き取れず、ただただギターを弾くのに必死だった。ニコッとも微笑んでくれないので、よくいる愛想笑いをしないタイ人なんだと思っていた。

先生に、何度も「インデックス!」「インデックス!」と注意された。その度に、頭には「ポストイット」が思い浮かび、「ああ、忘れるな!注意しろ!」と言っているんだど、思い込んでいた。

習い始めて6か月後、「インデックス」は、「人差し指」だという事を知った。

世紀の大発見のように、先生に話し、二人で大笑いした。

気が付くと、ギターを片足に乗せたまま、人生相談や恋愛、お互いの国の言葉や文化、歴史や政治の事まで話すようになり、1週間に1度会うのが楽しみになっていた。

お別れの日、

きっと、先生は、何の飾りもないシンプルな部屋に住んでいるんだろうな、と思ったので、

ギターと、先生の誕生花のデイジーと、「ありがとう」の言葉を描いたバティックを贈った。

<同じ作品を4枚作り、友達の中で一番人気だったのを先生に贈り(左)、第一号作を家に飾っています。(右)>

こんにちは!